をんなが附属品をだんだん棄てると どうしてこんなにきれいになるのか。 年で洗はれたあなたのからだは 無辺際を飛ぶ天の金属。 見えも外聞もてんで歯のたたない 中身ばかりの清冽な生きものが 生きて動いてさつさつと意慾する。 をんながをんなを取りもどすのは かうした世紀の修業によるのか。 あなたが黙つて立つてゐると まことに神の造りしものだ。 時時内心おどろくほど あなたはだんだんきれいになる。
Copy and paste this URL into your WordPress site to embed
Copy and paste this code into your site to embed